2020年01月15日

シュークリーム徒然

こんにちは、店主の下村です

今日は「シュークリーム」というお菓子についてお話します

フランス生まれのこのお菓子は正式には「シュー・ア・ラ・クレーム」と言います

見た目がキャベツ似ていることから、フランス語で葉物野菜を意味する「シュー」という単語が使われています



余談ですが英語圏で「シュークリーム」と言うと「靴用クリーム」を指すので注意です

アメリカなどでは「クリームパフ」と呼ばれています

「シュークリーム」は和性外来語ということです



「シュークリーム」は日本で非常に身近でポピュラーなお菓子で有名です

お菓子屋さんではもちろんコンビニやスーパーでも簡単に購入できます

フランス菓子でありながら広く日本人に受け入れられているのには、いくつか理由が考えられます



一つは「シュークリーム」の形状にあります

一般的には「シュークリーム」は丸く、球体に近い形をしています

丸や球体は非常に安定した図形で、印象として安心感を与えます

アンパンマンやドラえもんも丸いですよね

何かとゲン担ぎや縁起物を好む日本人に好まれる形です



二つめはお菓子としての特徴にあります

我々に馴染み深い饅頭のように、手で直接掴んで食べることができます

日本人は箸やフォークなど料理に合わせて食器を選ぶのが好きですが

同様に手づかみで食べる事を好む民族です

手で気軽に掴んで食べるには、食後も手が汚れにくいというのが条件です

「シュークリーム」は焼いてさらっとした手触りの生地の中にクリームが入ってます

饅頭のようにかじったり、ちぎって食べる事ができるので日本人には受け入れやすい特徴を持っています



三つめは材料や製法にあります

「シュークリーム」の材料はとてもシンプルで手に入りやすいです

シュー生地は、小麦粉、卵、水、バター

クリームは、小麦粉、卵、牛乳、砂糖

上記の材料があれば作る事ができます
(よりおいしくするためには様々な副材料が必要です)

構造も焼いた生地の中に、炊いたクリームを入れるだけで完成します

手軽に量産できる事で作るのも売るのも簡単なお菓子ということです



そして人気のある一番の理由は美味しいからです(笑)

「シュークリーム」は非常に完成されたクリーム

「クレーム・ド・パティシエール」(お菓子屋さんのクリームの意)

通称「カスタードクリーム」が使われています

このクリームはとてもよくできていて、砂糖の甘さ、卵と牛乳のコク、滑らかで口溶けのいい食感が特長です


周りの生地は基本的には味付けをしないので、生地の香ばしさが味のアクセントとしてプラスされます

シチューにバゲット付けて食べたときの印象に似ていると思います




美味しいクリームとそれを引き立てる生地というシンプルな構造をしています

シンプルな分、旨みがダイレクトに伝わってくるので

肩の力を抜いて気軽に食べても美味しいですし

じっくり味わえば、クリームの奥深くて芳醇な味を堪能できます

万人受けしてシンプルで飽きのこない味が

広く日本人に受け入れられている理由だと思います



当店のシュークリームは非常にクラシックでオーソドックスです

卵は卵黄だけを使ってコクを出し

マダガスカル産のバニラビーンズをたっぷり使って香り付けしてます

クリームは滑らかでサッと口溶けがいいけど

旨みが長く舌に残る絶妙な固さに仕上げています

生地はクリームの邪魔をしないようレモンの皮で爽やかさだけをプラス

クリームが引き立つようにソフトで口溶けのいい生地になっています



創業当初から愛され続けるロングセラー商品です

シュークリームしか買わないお客様もいるぐらい根強い人気があります
posted by tera at 19:37| 日記 | 更新情報をチェックする